尻尾を考える



 今日書くこの話こそ、まさしくオモフコトである。
僕はそれを見る度に考えさせられる事がある。
とても些細な事でもあるし、家庭によってはその事で
夫婦喧嘩に発展する恐れも生じる?僕の人生の中では
この些細な事で誰かと喧嘩に発展した覚えは無いが、
よく人に話してみたりする・・・。が、大抵は大した
リアクションの無いままその話題は終息を余儀なくされる。
そこで僕は世界に繋がるインターネッツ♪で訴えたい。

 その前に、「十人十色」と言う言葉があるように
人によって全てが人それぞれです。
趣味趣向から生活リズム、考え方から思想、
一人として全く同じ感覚の人は存在しない。
その中でも三大欲求のひとつ「食」
この事について僕のオモフコトを・・・。

 友達や恋人、職場の同僚から家族まで、一番身近に
人それぞれの趣向が分るのが「食」だと思います。

 初めての職場で初日に先輩から誘われて一緒に昼食を食べる。
先輩はあるひとつのものに手をつけない。
「俺ニンジン嫌いなんだよね」
なるほど、先輩はニンジンが嫌いとすぐに好みが分る。
よく見るとその先輩はサラダにドレッシングではなく
塩をかけて食べている、ここでもひとつ趣向が分ってしまう。

 まさに人それぞれである、何をどうやって食べるかは
人に指図されるものではない。が、僕はあるひとつの物が返って来た時に
必ずチェックしてしまう物がある・・・。
意識しているわけではないが本当に必ずチェックしてしまう。
まだJRが自動改札ではなく駅員が立っていた時代、
しっかり見ていないようで期限切れの定期にすかさず
指摘を入れるJR駅員の様に、見ていないようでしっかり見てしまう。
では、一体それが何なのか?そろそろ皆さんにも見ていただきましょう。








 そうエビの尻尾である。で、このエビの尻尾が一体どうしたの?
皆そう思うでしょ?どうしたもこうしたも、このエビの尻尾、
見る人が見るときっと僕と同じ事を考えた人もいると思います。
ここでもう一枚見てください。









 どうでしょう?ある違いに気付きますか?

 

    
並べてみました。




 これで分りましたよね。そう、右側は殻の中身まで食べていますが、
左側は殻のあるところまでしか食べていません。
僕は断然中身まで食べる派です!!エビチリでもエビフライでも
必ず殻の中身まで食べます。僕は殻のあるところまでしか
食べない尻尾に「贅沢食い」と名づけています。
たかだか殻の中身ぐらい、と思う人が多いと思いますが
この殻の中身、エビ全体の体の大きさから考えると
一体何パーセントになるのか?そう思うと中身まで食べようって気になりませんか?

 この他にも刺身のワサビ問題(醤油に溶かすか切り身に付けるか)、
お茶碗の中の米粒が残っていても気になる気にならない問題。
どうでもいい様に思いますが僕の知り合いにこんな些細な事で
壮絶な夫婦喧嘩にまで発展してしまった人を知っています。
はじめにも書きましたが他人に不快な思いをさせない食べ方なら
人に指図される必要はないのでしょうが、どうしても気になってしまうのが
このエビの尻尾問題。別に皆さんにも「殻の中身まで食べましょう」
と言っている訳ではなく、あくまで僕自身が気になるだけですので
当店にご来店の際にエビが出てきても
「この店は殻の中身まで食べないと贅沢者と思われてしまう」
なんて心配はしないでくださいね。ゴロがいいので「贅沢食い」と付けただけですので。

 さて、あなたは殻の中まで食べる派?それとも殻のところまで派?
将来自分が結婚したら奥さんには、殻の中身まで食べて欲しい・・・。
いや、きっと中身まで食べる様にお願いしてしまいそうで恐い。



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